心神喪失状態であったとの合理的な疑いが残るとされた事例(無罪)
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統合失調症に罹患していた被告人が,かねて自宅に隣接する家人から誹謗中傷されていると邪推し,同家人を殺害しようと企て,隣家に侵入し,所携の文化包丁で家人4人を突き刺すなどしたが,同家人らに妨害されたため,殺害目的を遂げなかったという殺人未遂被告事件において,公判段階での鑑定結果を踏まえて,被告人が本件各犯行を正に行っている際にも幻聴を聞いていたとの弁護人の主張を排斥できず,本件各犯行時,被告人は,活発化していた幻聴や妄想に強く影響されていたことが明らかであるなどの事情に照らし,心神喪失状態であったとの合理的な疑いが残るとして,無罪が言い渡された事例。
